国際宇宙ステーションの利用
国際宇宙ステーションによる実験の研究活動支援や公募を行っています
国際宇宙ステーションに設置された日本独自の実験棟「きぼう」。
そこは、重力がほとんど無く、また宇宙線も降り注ぐ、地上と全く異なる世界です。こういった特殊な環境を利用したさまざまな科学実験をJSFはいろいろな面でサポートしています。
1.宇宙実験の国内・国際募集
「きぼう」を利用することを想定した宇宙実験の国内・国際募集をサポートしています。
<これまでサポートした募集実績>
- ライフサイエンス国際公募
- 微小重力科学国際公募
- 「きぼう」日本実験棟利用候補テーマ募集 など
2.フライト実験テーマの技術支援
「きぼう」を含む国際宇宙ステーションを利用した宇宙実験の技術的サポートを行います。
宇宙という独特の環境を考慮した実験計画の作成のほか、地上予備実験の実施や宇宙実験の運用管制に関して、研究者の立場に立ったサポートを行っています。
<これまでサポートした宇宙実験のテーマの例>
- 両生類培養細胞による細胞分化と形態形成の調節(Dome Gene)
- 氷結晶成長におけるパターン形成(Ice Crystal)など多数
3.航空機実験の技術支援
小型ジェット機を放物線飛行させることで得られる微小重力を利用した実験が可能です。JSFでは現在有償にて航空機による微小重力実験の実施を希望する大学・研究チームを募集しています。
また、JSFでは「きぼう」を利用する実験の予備実験をサポートし、データベースを整備していました。
4.宇宙環境利用に関する公募地上研究
平成9年度から平成21年までほぼ毎年、国際宇宙ステーションを用いた実験の準備としての地上研究を公募し、応募されたテーマに対して科学・技術の両面から評価を行ってきました。
採択されたテーマについては、研究費の支給と、宇宙実験に向けた実験計画の作成をサポートしてきました。
採択されたテーマについては、研究費の支給と、宇宙実験に向けた実験計画の作成をサポートしてきました。